みなければ不機嫌になる。桜、紅葉。
2014年3月27日。
晴れたと思ったら、見頃だった。
開花宣言から見頃までがいつも唐突な気がする。
午後、タイムラインに桜の写真がいくつも流れているが、
被っている場所はひとつもなかった。
二日間ぐずぐずとした天気で、時折風雨も強かったのだが
今日は朝からあたたかく晴れ、一気に咲き出した様子。
年に二度、春の桜と秋の紅葉には「早く観に行かないと・・」とざわざわさせられる。
見逃すととても口惜しいことをしたと後悔し、不機嫌になってしまうので
そうならないように、なるべく時間をとって観に行く。
特に、紅葉に比べて桜は見頃が短いので慌ただしい。
心情的としてはまさに「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」という感じ。
それで、観たところでもやっぱり「ほっこりする」「安らぐ」とかじゃなくて
ざわざわするのである。本や舞台で、「桜=諸行無常」と刷り込まれているからなのか。
西浦上駅周辺の桜がきれいだと耳にし、行ってみることに。
電車で昭和町通まで行き、そこからは歩いて桜を目指した。徒歩3分〜5分といったところ。すぐついた。
遊歩道がないのが残念だけれど、学生が多く住むエリアということもあって
大学生カップルが散歩がてら見物していた。
すぐ隣を線路が通っているので、写真に撮ると様になるし、
当然、電車が通ると更に様になる。
(なのにこんな写真しか撮れないのだけれど。azusa先生の教室にお世話になったのに。先生、ごめん!)
近くに住む友人は、この週末にななつ星が通る時を狙っているとのこと。
つやつやの車体に白い花びら、映えるだろうな。
帰宅して撮った桜の写真を整理していると、その中に数枚夫の後ろ姿が写ったものがあった。
それを見て「俺ってただのおじさんじゃん」とショックを受けたらしい。
ああ男性も久しぶりに見る自分の後ろ姿とか横顔に老いを感じることがあるんだなと思った次第。
私は30になったくらいからこの手のドキッはいくらでもありますが・・・。
この心境は
散る桜 残る桜も 散る桜
というやつでしょうかね。
みんないつかは朽ち果てるのよ!と現代語訳してくれた中学時代の先生、お元気でしょうか。
今更ながらしみてます。
(今だからこそ気付ける、先生や大人の面白さの一例。)