地元での仕事を依頼され、現在制作中です。
町のガイドマップを作って欲しいという依頼だったのですが
マップはエリアごとに乱立しているのと
旅のガイド本にあるような情報をあらためてまとめてもなぁと・・・。
そもそも、ものや場所の持つ魅力は人がつくっていると思うので
人を軸に町を紹介するブックに仕上げることにしました。
地域での仕事を多く受注するけれど、
最終的に、そこに魅力的な人がいればだいたい成功します。
やっぱり行き着くところは誰かの魅力、誰かの力と思いますし。
(昨今の、おしゃれスポット一辺倒での紹介のされ方に違和感もあったし。
そんなおしゃれじゃないぞ!と思うわけで。)
若い頃、この人が話せば不思議と
どんなプレゼンも通る、という先輩がいました。
なんで・・・と悔しさすら感じていたのですが
一緒にこの人と仕事してみたい!というパワーがあったんですよね。その人には。
今回の町のガイドマップには
ゆっくり話したいなとか、一緒に何かやりたいなと思う人が
たくさん登場します。
いい場所やいいものを作っていて
遠くから「買いに来る」のではなく、
その人に「会いたくて」「触れたくて」人がやってくる。
地元・波佐見は昨年くらいから「きてる」という表現がされます。
その「きてる」理由が、おしゃれやデザインといった波佐見焼やショップコンテンツではなく
そこに関わる人にあることが伝わるブックになりますよ。
あと、打ち合わせ中(雑談中)にでた
個を超えた総力戦が今後の町(まち作り)には必要という話。
地域作りすらも、コンビニを増やすみたいに画一的になっているとおもうので
個の総力戦はとてもいいと思いました。
TAKE FREE
7月発行予定です。
写真は撮影時の模様。